購入にあたって

事故車の見分け方を6つのポイントで詳しく解説

2026/02/20

中古車を購入するときに、「もしかして事故車では?」と不安を感じた経験がある方もいるのではないでしょうか。この記事では、事故車を見分けるために確認したいポイントについてご紹介します。また、パーツ別の具体的なチェックポイントや、事故車の見分け方を知らない場合のリスクもまとめました。中古車の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。


事故車の見分け方6つのポイント


事故車かどうかは車の外観をぱっと見ただけでは分からないケースがほとんどです。そのため、無事故車を選びたいときは以下6つのポイントをチェックし、事故歴の有無を確認しましょう。


  • 修復歴・修理歴を確認する
  • 査定表を見せてもらう
  • 総合評価に「R」があるか確認する
  • 現地で車の状態をチェックする
  • 試乗してみる
  • 保証期間の長さを確認する


ここからはそれぞれのポイントを詳しく説明します。


修復歴・修理歴を確認する


まずは、その車が過去に何らかの修復・修理をした経歴があるかどうかを確認しましょう。


修復歴とは、フレームなどの骨格部位を修復した経歴のことです。骨格部位は車の性能に大きな影響を与える部位であるため、自動車公正競争規約によって買主に告知することが義務づけられています。


一方、ドアやガラス、バンパーなど骨格部位以外を交換・修理した経歴には告知義務がありません。したがって、修理歴を知りたい場合は販売業者に直接問い合わせる必要があります。


査定表を見せてもらう


査定表とは、認定査定士が実車を確認しながらその車の状態や価値をまとめた表のことです。査定表を見れば、車の基本的な情報はもちろん、修復歴の有無や内外装の評価点、総合評価点などを確認することができます。


また、車の状態や評価を細かな部分までをチェックでき、事故車かどうかの判定にはもちろん、車の状態の良し悪しを判断するのにも役立ちます。


なお、査定表を見たいときは、その旨を販売店に申し出ましょう。査定表をスムーズに出してもらえない場合は、車の購入を見送った方が良いかもしれません。


総合評価に「R」があるか確認する


前述した査定表や、査定協会公認のプロが作成する車両状態証明書に記載されている総合評価点の欄に、アルファベットのRが記載されていないかどうかを確認しましょう。Rは「修復歴あり」を意味しているため、無事故車を選びたいのならRの表記がある車の購入は避けましょう。


なお、R表記のない車でも、総合評価点の低い車は大きな欠陥や瑕疵を抱えていることがあります。例えば総合評価点2の車は、内外装に交換や修理を要する大きな欠陥が多数ある車あるいは腐食車であることを意味しており、避けた方が無難です。


現地で車の状態をチェックする


今はインターネット上で中古車の情報を検索することも可能ですが、Web上の画像だけでは車の外観の一部しか確認できません。事故車かどうかは一見しただけでは分からないケースが多いため、気になる車があったら現地まで足を運び、実車の状態を直に調べてみましょう。具体的に調べたいポイントは以下の通りです。


  • バンパー、フレームにゆがみがないか
  • ボルト・ナットの一部が新品でないか
  • エンジンルーム内の配線に損傷や溶接跡がないか
  • 車内に冠水の跡やにおいが残っていないか


気になる箇所を見つけたら、その場で販売業者に質問し、きちんと説明してもらいましょう。


試乗してみる


もし可能であれば、中古車に試乗して操作性や乗り心地を確認してみましょう。具体的に調べたいポイントは以下の通りです。


  • エンジンがスムーズにかかるか
  • ハンドルが左右に取られないか
  • アクセルやブレーキの効きが悪くないか
  • 異音やおかしな振動がないか
  • マフラーから排出される煙の量や色、においに異常はないか


特に骨格部位であるフレームにゆがみがあると、ハンドルを取られたり、タイヤが片側だけ摩耗したりする原因となります。まっすぐに走行できないと事故を起こすリスクも高くなるため、ハンドルの動きや操作性は念入りに調べましょう。


保証期間の長さを確認する


中古車販売業者の中には、アフターサービスの一環として保証を設けているところもあります。保証期間中に不具合や故障が発生した場合は、迅速かつ無償で点検・修理してもらうことが可能です。


ただし、保証期間や保証内容、適用条件は業者によって異なります。特に保証期間は長ければ長いほど購入後に修理代を負担するリスクが少なくなるため、いつまで保証してもらえるのか事前に店側へ問い合わせておきましょう。


【パーツ別】事故車を見分けるためのチェックポイント


事故車かどうかは、パーツの状態から調べることも可能です。現地で実車を見る際は、外観だけでなく内装や足回り、エンジンルームなど細かい部分まで見回し、気になる点がないかどうか確認しましょう。以下では主なパーツ別のチェックポイントをまとめました。


外装


車の外装では、傷や凹みの有無だけでなく、パーツ同士の隙間や色むらなども確認しましょう。


パーツの隙間が他に比べて極端に狭い、または広い場合、事故によって車体に何らかのゆがみが生じていることがあります。また、パーツ同士で色味が異なる場合も要注意です。傷や凹みを修理する際は塗装を行う場合もありますが、元の色と微妙に差が生じるケースは少なくありません。


なお、色味は光の加減によって変化するため、さまざまな角度から車を確認することをおすすめします。


内装


内装では、まず気になる汚れがないかどうかを調べましょう。普通の汚れであれば問題ありませんが、シートやカーペットに泥が乾いたような汚れが付いている場合や、シートベルトやシートが水に浸かったような跡がある場合、冠水車である可能性があります。


また、ドアヒンジや接合部分のシーラー、ボルトの状態も要チェックです。修理を行うとシーラーやボルトに何らかの痕跡が残ることが多く、交換・修理の有無を確認できます。加えて、一度水に浸かった車はカビ臭がすることがあるため、見た目だけでなくにおいも確認しておきましょう。


ドア


ドア本体とその周辺で微妙に色合いが異なる場合、ドアを丸ごと交換したか、修理に伴って塗装し直した車かもしれません。また、ドアとボディの接続部分にも注目しましょう。接続部分のボルトとドアの色に差があったり、ボルトの一部が新品だったりする場合は交換・修理した可能性が高いと判断できます。


さらに、運転席のドア内部にタイヤの空気圧を示すステッカーが貼ってあるかどうかも調べることが大切です。ステッカーがない場合、ドアを丸ごと交換したかどうか、販売業者に尋ねてみた方が良いでしょう。


トランク


トランクは、バックパネルの接続部分にあるボルトの状態を確認しましょう。ボルトとトランクの色合いが異なる場合は、ボルトの塗装が剥げている場合は修理歴のある事故車である確率が高くなります。


また、横方向から見たときに上面や側面の全体に波が出ていないかどうか、角やエッジ部分にゆず肌と呼ばれる凹凸状の塗り肌があるかどうかも見ておきます。波やゆず肌が見られる場合は、修理時に塗装不良を起こした疑いがあるため、気をつけましょう。


タイヤ回り


タイヤ回りは事故時に損傷を受けやすい部位のため、事故車かどうか見分けるときの重要なポイントとなります。


まずはホイールの状態を見て、傷やゆがみがないか確認しましょう。次に、4本のタイヤを一つずつ調べて、摩耗具合に偏りがないかどうかを確認します。片側のタイヤだけ摩耗が激しい場合、事故が原因でフレームなどにゆがみが生じているのかもしれません。


フレームがゆがんでいると走行中にハンドルを取られたり、まっすぐ走行するのが難しくなったりする原因となるため、購入を考え直した方が良いでしょう。


エンジンルーム


エンジンルームでは、フレームや配線に損傷がないか、溶接跡や塗装の色むらがないかなどを見てみましょう。また、パーツ同士の汚れや劣化の度合いを比較することも、重要なポイントの一つです。一部のパーツだけ明らかに新しい場合は、交換の有無やその原因について販売業者に質問してみましょう。


さらにヘッドライトの接続部にも着目しましょう。ここは他の部位に比べて損傷しやすいデリケートな部位のため、事故を起こした場合はパーツが交換されていることも考えられます。


クォーターパネル


クォーターパネルとは、後輪を覆うボディパネルのことで、リアフェンダーとも呼ばれているパーツのことです。


事故歴があるかどうかは、塗装の色むらや接合部のシーラントに乱れがないかどうかを確認することである程度判断できます。併せて、スポット溶接の打ち方が均一になっているか、二度打ちしていないかもチェックしておきましょう。


また、ボディの裏側と周辺部分の色に違いがある場合も要注意です。ボディの裏側はトランクやピラーの内張を剥がせば確認できるため、業者の許可を得て調べてみることをおすすめします。


フェンダー


フェンダーとは、前輪と後輪のタイヤを覆う外板のことです。泥よけの他、タイヤが人や物に接触するのを防ぐ役割を担っているため、事故を起こしたときに損傷しやすい部位とされています。


フェンダーで着目したいポイントはヘッドライトとフロントフェンダーの隙間で、不自然な偏りがある場合は衝突事故の衝撃でゆがみが生じた可能性が高いと考えられます。また、フェンダーとボディの色味が異なる場合や、接合部のボルトが新しい場合はフェンダーを交換・修理した疑いがあるため、注意しましょう。


まとめ


事故車は無事故車に比べて安全面や経済面のリスクが大きいため、慎重に検討しましょう。リスクが高い事故車の見分け方としては、査定表をチェックする、実際に現地で車の状態を確認するといった方法があります。


また、中古車の購入時は、信頼できる中古車販売店を選ぶことも大切です。車の状態を丁寧に説明してくれるか、査定表を見せてくれるかなどのポイントを押さえて、優良な業者を選びましょう。


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